ストロベリーナイト

つい先日読み終わった小説「ストロベリーナイト」には久々に大いに感激しました。
(これはテレビドラマにもなって放送されましたが、この放送分は見逃しました)

今テレビは刑事ものが大流行で「相棒」とかよく見ていますが、
「相棒」の小説版は内容的には人物の描写が乏しく はっきり言ってつまらないものになっていますが、小説版「ストロベリーナイト」には感動を覚える内容で、4時間で一気に読んでしまいました。
それくらい読者をひきつけるストーリーの展開が素晴らしく、所謂ワクワク ドキドキしながら一気に読みました。
警察の内部事情をよく調べてあり、実に詳しく描写されていて臨場感が抜群の素晴らしい小説です。

この小説の中で、主人公玲子が警官を目指すきっかけとなる事件とその顛末が書かれていますが、玲子(竹内結子さんが演じています)がレイプされ、立ち直る事が中々出来ず、婦人警官に優しくケアをされます。
それでも事件に立ち向かう事が出来ないうちにその婦人警官がレイプ犯の逮捕の時にレイプ犯に刺され殉職します。
そして、婦人警官の母親から彼女の日記を見せられ、それに感動し証言をするに至る過程は感動もので、久しぶりに涙を流しながら読んでしまいました。
さらに、犯人の弁護士と対決する下りは圧巻で、目の前でテレビドラマを見ているかのような錯覚を覚える内容でした。裁判の証言の後に傍聴者(殆どが警官)が敬礼をする場面はこの小説の真骨頂を見る思いがしました。
(このシーンを是非テレビで見たいものです。竹内さんの熱演が見えるような気がします)

さて、この本題ですが、かなり猟奇的な殺人事件で実際にはありえない内容です。
このようなリンチ殺人が実際にあるとすれば、日本自体が病んでいるとしか思えません。(ストベリーナイトと言うウェブサイトが有り、定期的に殺人ショーが行われるなんて事が実際にはありえないでしょう)
但し実際の犯人を追い詰めて行く捜査の行程はすばらしく、読者を飽きさせない記述になっていて、登場する人物のキャラクター,描写を読むと、自然にこの人物はこの役者にと思いが巡る訳で、井岡刑事(生瀬勝久)、日下刑事(遠藤憲一)、勝俣刑事(武田鉄也)は実際のテレビドラマの役柄ですが、私の想像とぴったり一致しました。
特に日下刑事は作者の誉田さんも生瀬さんを念頭にキャラクター付けをしていたようです。

かなり話題になった小説なので既に読まれた方も多いとは思いますが、
未だ読んでいない方はこの機会に是非読んでください。
警察官への概念が変わると思います。

治療は後療法の継続が肝腎

約2ヶ月前の新聞に、「手術で球速アップ信仰」と言う記事に興味がわき早速読みました。

内容は、昔ロッテの投手だった、村田選手が受けた「トミー・ジョン手術」(肘の関節の痛めた靱帯を取り除き、別の場所から靱帯を移植する手術法)を希望する選手が増えているのだそうです。
理由はこの手術を受けると球速がアップし活躍する選手が増えているからだそうです。但し、この手術を受けてすぐに球速があがるわけではないとの事。

2007年この手術を受けたベイスターズの江尻投手は「ポイントは手術ではなく、その後のリハビリとトレーニングにある」と言う事らしい。
術後最低4ヶ月はボールを投げる事は出来ないため、その間肩や肘の可動域を広げるトレーニングをし、ボールを握ってからも肘に負担が掛からない動作を追及するため、以前より投球動作がよくなり、結果として球速が早くなるとの事。
これはいかに手術後のリハビリが大事かと言う事に終始しています。

 

さて、この様なことが私の治療にも言える場合があります。脂肪溶解注射がそれです。

ほぼ日本で最初にこの注射を導入し、実績を持って学会にも発表してきましたが、
いかんせん他の先生方の評価は低いと言わざるを得ません。
注射を打ったが効果が無いと、かなりの先生に言われております。
これは単に注射が効かないのではなく、術後のケアが足りないためと思うようになりました。

私のクリニックでは、「注射を打ったら終わりではなく、その後の後療法が大事です」と何度も念を押しています。
EMS(筋肉を積極的に動かす器械)とインディバ(高周波による温熱療法)による
マッサージを週に1~2回 4週間行う事が絶対条件です。
要は、脂肪が蓄積している場所の筋肉を動かし、脂肪の消費を促し、温熱効果で脂肪の代謝を上げる事に尽きると思っています。

この様に、治療は一連の施術(リハビリも含め)により効果がより高められるもので
決して手術のみでは効果が得られない事を銘記すべきであると、私は常日頃考えています。

ウルトラVリフトの話

慶友クリニックも今年で20年になりますが、1年に1~2個新しいことをしようと思っております。

それで、昨年はイントラセル(アクネ瘢痕は私のライフワークと思っています)に挑戦し、かなりの手ごたえを得ております。

今年は、新たにウルトラVリフトにチャレンジをしようと準備を進めてきましたが、
ようやく効果が出る施術方法にたどり着きましたので、この1月から徐々に患者さんに紹介をしております。

このウルトラVリフトですが、韓国から紹介された施術方法で、
吸収糸(手術などで体内 及び皮下を縫合する際に使う糸)を、
顔・首・顎の脂肪組織の中に挿入して留置する手技です。
(この糸は6~10ヶ月で身体に徐々に吸収され、無くなりますが、人間にとっては
一応異物ですので、糸の回りに組織反応を起こし、この物質により皮膚を引き締める効果を生むと考えられます。但し、トラブルの心配はありません)

片方の頬だけで、約10~15本の糸を留置しますが、挿入の方向・仕方で効果に違いが出るようで、今のところ友人が導入している施術方法を採用しています。

片側を施術して患者さんに起きて確認してもらうのですが、
施術をした方は、頬から顎にかけてリフトアップして明らかに差が出てタルミが解消され、効果を実感する事が出来ます。

施術効果は、若い方ほど良いようで(組織反応が強く出ますので効果が早く出るようです)
年配の方は、2~3ヵ月後に効果判定をして、糸を追加するようにしています。

但しこれは、フェイスリフトのような即効性のある手術のようには効果は出ません。
引き上がる皮膚組織の量も知れていますが、確かな効果が出る良い方法だと思っています。

「相棒」の文庫版を読んで

皆さんご存知のテレビドラマ「相棒」は私も大好きでよく見ています。
水谷 豊さんが杉下右京役で主演していて、これが役にピッタシはまっています。
以前(随分昔になります)「熱中時代」の刑事役も良い配役だなあーと思っていましたが、今回の杉下右京役はこの人をおいて他には見当たりません。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%86%B1%E4%B8%AD%E6%99%82%E4%BB%A3

さて、この物語のノベライズ(文庫版者)が出ていますが、今それを愛読しています。
この本を読むと、以前テレビで見た内容のものと重なる場合もありますが、テレビドラマとは、また一風変わった趣があり、結構楽しめます。

3巻の下の中の「ありふれた殺人」などは、テレビでも見た記憶がありますが、何回読んでも時効について考えさせられる深い内容の良い小説になっています。
最近になり、殺人罪の時効が撤廃されましたが、この頃はまだ殺人罪の時効は20年でしたので、この様な内容の小説が書けたのでしょう。

また、5巻の上では私の好きなワインを題材にした話「殺人ワインセラー」が載っていて楽しめました。
この中で他人から受けた屈辱は、当人は忘れないが、与えた方は忘れてしまうと言う記述があり、これが殺人の伏線になっているあたりは非常に良く出来ています。
この話の中で『シャトー・ペルトネール』というワインが出てきますが、この様なワインは実際にはありませんので、お間違えない無い様に。
それにしても、ワインの事でも非常に良く調べられていて私自身感心しました。(シャブリの白ワインの記述は結構知らない方が多いのではないのでしょうか)

さらに最新情報ですが、「相棒」の刑事たちが息を抜ける唯一の場所である「花の里」のおかみさん(以前は益戸育江さんでした)が、1月18日の放送では鈴木杏樹さんにバトンタッチされ、またすこし彩が出てきました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120118-00000029-mantan-ent

臍帯血治療の未来

今では一般的に常識になりつつある、臍帯血治療(血液を輸血して白血病の治療に使う)ですが、最近脳性まひ治療にも使える可能性が出てきたとの情報を得ました。
この分野は私の領域ではありませんが、障害を持って生まれた子供を持つ親御さんの気持ちを考えると、他人事ではありません。

先天性の脳性まひは、自然分娩でも約0.2%の確立で生まれるのだそうで、これまではリハビリが唯一の治療法だったのですが、これに新たに臍帯血を輸血する治療法が加わりそうなのです。
対象は早産での出生児だそうですが、臍帯血を冷凍保存しておいて、生後6ヶ月頃脳性まひと診断された時点で臍帯血を輸血点滴をして治療するとの事。
臍帯血には、血管や神経の元になる幹細胞が含まれていて、脳の損傷した場所で新しい血管や神経を作るのではないかと、言われているようです。

この様な難病の子供に臍帯血を輸血する治療は、2005年にアメリカのデューク大学で始まり、脳性まひでは8人の内6人に効果があったといわれています。しかし未だ科学的に十分な証明は出来ていないそうです。これからの成果に期待する事大です。

科学的な証明はこれからにしても、効果があると分かっていれば積極的に治療を推し進めて行きたいものです。ほんの些細な事でも一筋の光明が見えた気がする新聞の記事でした。

ワインの話 Ⅳ

今 私が行ってみたい場所が3箇所ほどあります。
皆ワインの生産地なのですが、ボルドーとブルゴーニュとナパです。

その中でも特にボルドーに行ってみたいと思っています。
ボルドー左岸の5大シャトーもさることながら、サンテミリオンは絶対に行ってみたいと思う場所です。

前々回の『サンジャックへの道』の話で出てきた宿場の話ですが、
サンテミリオンは フランス内の巡礼の道の宿場の一つになっている所で、
町全体が古い昔の様相を呈していて、中世の面影が色濃く残っているのだそうです。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%B3%EF%BC%9D%E3%83%86%E3%83%9F%E3%83%AA%E3%82%AA%E3%83%B3%E5%9C%B0%E5%9F%9F

そしてここには有名なシャトー(オーゾンヌ、シュバル・ブラン、パヴィ)などが綺羅星の如くあります。
また、近くのポムロールにはかの有名なルパン、ペトリュスがあります。
(この2本はあまりにも高くて未だ飲んだ事がありません)

これらはメルローをメインにしたワインで左岸とは違う華やかな香りと、こってりとした味わいの趣のあるワインを作っています。
これにはこの地の特性と言うか、土地が粘土質な為メルローを作るのに適しているのだとか。
かの有名なロバート・パーカーさんのシュバル・ブランに関するコメントを引用すると、『最高のシュヴァル・ブランは、シャトー・マルゴーなどのメドックの一級シャトーのワインよりも香りが華やかだ。ミネラル、メンソール、エキゾチックなスパイス、タバコ、そして強烈で超熟した黒系果実の香りは、味わう者を圧倒する。テイスティングした人の多くが、この巧妙な早熟さの魅力に惑わされて、このワインは長期熟成しないと誤った推測をしてしまう。大柄で豊かなヴィンテージにおいては、シュヴァル・ブランの熟成ぶりはとりわけすばらしいのだが、真に堂々たる風格が現れ始めるずっと前に、大半が飲み尽くされてしまうのではないか、という懸念がある。』

ご多分に漏れず私も最初は、5大シャトーのラフィット、マルゴー等を一番と思っていましたが、最近はメルロー主体のワインも捨てたものでは無いわいと思うようになりました。
また、ペトリュスは1980年頃は芳しい評価はされておらず、値段も安かったようですが。(最もこの頃は今ほど美味しくなかった様です)
このワインをワイン評論家は
『目覚めたスミレの香りと ひそめる苔の匂いの痕跡を残す 豊かなトリュフの芳香』
と言うのだそうです。

http://homepage3.nifty.com/kazgoto/winedine/bordeaux009.htm

今、月に1回のワイン会に参加していますが、このワインを近々飲む機会がありそうなので、又報告をしたいと思っています。

恋愛遺伝子の話

先日本屋で東野圭吾の本を買ったところ『さいえんす?』と言う本の中にMHCについて面白い記載がありました。
これは主要組織適合性複合体というもので白血球などにあるタンパク質を作る遺伝子の複合体のことで、人により必ず違うのだそうです。
違うと言っても、似ている部分と まるっきり似てない部分があり、人は自分とMHCタイプの似ていない異性に惹かれるらしいのです。
これはなぜかというと、MHCにより病気などに対する免疫力の質も変わるので、自分と違うタイプの相手と結ばれた方が、子孫の免疫力がバラエティーに富み、病気に強い子孫が出来るからだそうです。

さて、この遺伝子の違いを何をもって感じるかというと、それは臭いなのだそうです。
このことが詳しく書いてある本をやっと見つけて今読んでいるところです。
『恋愛遺伝子』山本大輔著 と言う本で、遺伝子が恋人を選ぶ際の一つの基準になる事をかなり詳しく記述してあります。

ここで有名な実験の事を述べる必要があります。
この実験はスイスのベルン大学で行われたものですが、44人の男子学生に2日間Tシャツを着てもらい、これを50人の女子学生に嗅がせて、それぞれ臭いを10点満点で採点させたのです。
この時それぞれの学生のMHCタイプを検査し、MHCタイプが点数の良し悪しにどのように関係するかを調べた所、驚くべき結果が分かりました。
それはMHCタイプが似ていない者同士が互いに好ましく思い、惹かれ合うということが分かったのです。(これは女性のみならず 男性にも共通した結果となりました)

この様に遺伝子が違う相手を選ぶのは、ひとえに子孫をそれも健康な子孫を残すという、生物の繁栄を願っての行動と言えるのだと思います。
実際遺伝子が近い夫婦だと、どうしても女性は流産しやすくなるし、又無事子供が生まれてもひ弱な子供になり易いのだそうです。

若い思春期を迎えた女性が、父親の臭いをくさいと言って毛嫌いするのは、遺伝子的にもむべなるかなといったところだと思います。
父親にとっては娘はほんとにかわいい存在なので、この様な結果が出るのはつらい部分ではあります。

映画『サンジャックへの道』を見て

先日NHKのBS放送で映画を見たのですが、中々の傑作でした。
フランス製作でこれほどの佳作は珍しいのでは無いでしょうか。
脚本・製作・監督がコリーヌ・セローという私としては全く知らない人ですが、世の中にはすばらしい映画を生み出す天才がいる様です。

内容は ある日3人の兄弟の下に手紙が着きます。
母親が死に 遺産を分けるにあたり、3人揃って フランスからスペインのサンチャゴ・デ・コンポステーラへ巡礼の旅を歩いてゆくことが条件となっており、3人は渋々承知します。
実際3人は非常に仲が悪く、長兄はアルコール中毒で 家族から見放され 一人娘に金の無心をする有様。
一人娘は学校の先生ですが、一家の大黒柱で長期の休みは取れないと大文句。
もう一人の次男は会社の社長ですが 病気持ちで 高血圧と高コレステロールがあり、薬なしでは生きて行けないと思っている薬オタク。
と どう考えても失敗しそうな旅ですが、3人を含めて8人のチームをコンダクターがうまくまとめて目的地に着きます。

道中色々なトラブルがあり、特に食事と泊まる所では皆が大変苦労します。
これは、普通に考えると、ちゃんとしたレストランや、ホテルを想像しますが、宿泊所は2段・3段ベッドでの雑魚寝が普通で、昼食は道の傍らで簡単に済ますと言う、貧乏学生が世界一周をする様な旅です。

何しろ、普段体を動かしていないと思われる3人が行程1,500kmを越す徒歩の旅が出来るとは思えませんが(なんとスペインの旅だけで800km)、そこは映画ですからうまく出来ています。

そして途中の景色とシャトーのすばらしい事。
旅を続けるに従い3人が仲良くなり、最後まで旅を成就するあたり、少し感動を覚えました。

『サンチャゴ巡礼の旅』で検索すると以下のアドレスが出てきます。

http://www5a.biglobe.ne.jp/~outfocus/eurail/pilgrim/santiago-top.htm

http://www.cybersuds.co.jp/ge/santiago/index.htm

これを見るとスペインでの行程だけで34まであり、毎日歩いても34日かかるという気の遠くなる様な旅で、普通の旅行ではありません。
最も巡礼の旅ですから当たり前と言われればそれまでです。

軟骨のピアス

最近 軟骨にピアスを希望する方が多くなり、この事について少し詳しく説明をしようと思います。

ピアスは耳垂部(いわゆる耳たぶ)に開けるのが一般的ですが、最近はこれでは物足りないのか、耳介部(耳の軟骨部分)や、耳珠(耳の穴の入り口にある飛び出た突起)にピアスを希望する方が増えてきました。

一種のファッションと言えるようですが、耳垂部を含め耳にピアスを開ける場合、まれに穴のところから、肉芽組織が増殖し、いわゆるケロイドを作ることがあります。特に軟骨部分にするピアスに多く見られるようで、これを治療するのには結構難儀します。(注射・手術と治療法があります)

注射法: 
ケロイド部分に直接ケロイドを抑える薬を注射します。
手術法: 
ケロイドを出来るだけ削り その上に耳の後ろから皮膚を取り 植皮します。

そこで慶友クリニックでは、軟骨部分へのピアスに際しては、麻酔後 穴を開ける道具を使って、皮膚と軟骨を丸くくり抜きピアスホールを作るようにしています。この方法ですと、早く穴が完成しますので、トラブルが非常に少なくなり、患者さんに喜んでもらっています。

東洋陶磁美術館を訪ねて

先日 大阪でセミナー(統合医療をサプリメントを使って行う)があったので、そのついでに 中ノ島にある東洋陶磁美術館を見に行きました。
今回で2回目の訪問となるのですが その内容に只々驚嘆し 感心し 感動して帰ってきました。
博物館のように全時代を網羅しているわけではなく 中国と韓国の1時代の1品と言うべきものを集めてあり その品位 品格の高い品物を よくもこれだけ集められたものだと思います。

この美術館にある品物の大部分は かの安宅産業社主がいわば道楽で集めたもの(安宅コレクション)ですが、その数たるや 道楽の域を超えていると つくづく思ってしまいます。特に中国の宋の時代の青磁が素晴らしく、本当の色を楽しんでもらう為とかで自然光を天井から取り入れてあります。暗くなると人工照明になるとかで、美しさが半減するそうです。
是非 観覧に行かれる事をお勧めします。
又 場所がよいので付近の散策を含めデートコースとしても最適です。

http://www.moco.or.jp/

http://inoues.net/museum/toyo_touji.html

さて、NHKで1980年に『ザ・商社』というドラマが放映された事を覚えている方は少ないと思いますが、これは 安宅産業(ドラマでは江坂産業)がカナダの石油開発事業への巨額投資に失敗し、伊藤商事に吸収合併された実話をもとにした松本清張の『空の城』(くうのしろ)を原作にした作品で、片岡仁左衛門さんや山崎努さん 夏目雅子さんが出演していました。
私にはとても印象深い作品で、大きな商社が1つの失敗で簡単につぶれてしまうという事が非現実的で 直ちに理解できないものでした。
ただ ドラマでは社主が唯我独尊で 専制君主のように振る舞い 結局会社を潰したのではと思っています。

このドラマの役者さんでは、山崎努さんと夏目雅子さんの演技に感心させられたのですが、特にピアニスト役の夏目雅子さんが忘れられません。
この頃が彼女が一番輝いていた頃のように思っています。
自由奔放で勝気な性格を実に上手に演じていました。
私の大好きな役者さんでしたが 若くして逝去されたのが残念です。